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◆小川 正毅(おがわ まさき) |
“風の五重奏団”プロデューサー・ホルン奏者、ありのみ株式会社代表取締役
(公財)音楽文化創造認定 生涯学習音楽指導員
-プロフィール&自己紹介-
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、1987年同大学音楽学部を卒業後、 桐朋学園大学音楽学部嘱託演奏員、山形交響楽団団員、
東京ニューシティ管弦楽団、劇団四季ミュージカルオーケストラのメンバー等を経て、
現在トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズのメンバー、“風の五重奏団”“風の合奏団”プロデューサー、ホルン奏者。
多くのオーケストラに客演する他、 ミュージカルの分野では「エリザベート」「王様と私」「ミス・サイゴン」「ガイズ・アンド・ドールズ」等 、
特に劇団四季「ライオンキング」には13年に渡り参加。
(一財)地域創造の「公共ホール音楽活性化支援事業」登録アーティスト。(公財)音楽文化創造認定の生涯学習音楽指導員A級及び地域音楽コーディネーター資格を持つ。 みたかジュニアオーケストラ副指揮者。
その他多くのアマチュアオーケストラや吹奏楽団のトレーナーとして度々招かれる他、
各地で吹奏楽コンクール、アンサンブルコンテストの審査員を務める。その他「のだめカンタービレ」協力など幅広く活動。
“専門家プロファイル” http://profile.ne.jp/pf/masaki-ogawa/ にてコラム連載中。
2007年2月、増えてきた「制作を伴う演奏の仕事」のスムーズな進行を願い、ありのみ株式会社を設立。
以降“風の五重奏団”をはじめとする木管アンサンブルを中心とした数多くのコンサートのプロデュース、
CDの制作、オペラのオーケストラ制作等を手掛ける。 また最近は木管五重奏を中心にした編曲の機会が増え、
その作品は2012年1月リリースのCD「風の五重奏団〜作品番号獣番」に所収。 1997年より個人として「JSWAJ.COM」を運営。
室内楽奏者としてのCDは「動物の謝肉祭〜風の五重奏団」「風の五重奏団〜17のヴァリエーション」「風の五重奏団〜作品番号獣番」
「風の五重奏団〜夏の音楽&世界の名曲メドレー」「木管五重奏による名作アニメ・クインテット」(以上5作はプロデューサー兼任)、
「トウキョウ・ウィンズ」「東京ウィンドソロイスツ」「茂木大輔自作自演集」「伊藤幹翁作品集」等。
特に2012年リリースのベリオ「作品番号獣番」に於いては、
谷川俊太郎訳によるこの楽曲の日本語版の権利関係を調査整理し、この版による初録音のリリースを実現、
音楽現代にて推薦盤に選ばれるなど音楽関係各誌で好評を博す。
また2015年リリースの「風の五重奏団〜夏の音楽&世界の名曲メドレー」に於いては、
所収作品の楽譜「世界の名曲メドレー集」(ドレミ音楽出版社)の出版に協力。
その他、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ、人間的楽器学管弦楽団、東京ニューシティ管弦楽団等多数のCDに参加している。
1986年にはアスペン音楽祭に奨学生として参加、J.チェルミナーロ氏に師事、1987年にはオーディションに合格し木曽音楽祭に参加。
また1990年には山形交響楽団第74回定期演奏会にソリストとして出演、1994年にはNHK「FMリサイタル」に出演。
2001年には「イェルク・デームス木管アンサンブル」のメンバーとして巨匠デームス氏と共演。
また2002年からは「茂木大輔スーパークインテット」のメンバーとして度々山下洋輔氏と共演。
2002年には「トウキョウ・ウィンズ」のメンバーとしてNHK「名曲リサイタル」及び清里音楽祭に出演。
2003年にはトレーナーを務めるみたかジュニアオーケストラとナチュラルホルンを使用して2度に渡って共演、
2007年には東京電機大学管弦楽団、2013年にはフィルハーモニア東京と共演。
2005〜2007年にはトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズのメンバーとして「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン」(5月に東京国際フォーラムにて開催)に参加。
ホルンを沖田晏宏、山本真、守山光三、(故)千葉馨の各氏に、室内楽を中川良平、海鋒正毅の各氏に、
ピアノを松前浩子、梅谷進、松浦豊明、神野明の各氏に師事。日本音楽家ユニオン、日本ホルン協会各会員。
主な使用楽器:アレキサンダー/103、パックスマン/45M、シュミット/ナチュラルホルン
(2015年8月5日更新)
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◆音楽家としての小川の活動について |
“ホルンを吹く”
小川は、どの演奏団体からも月々決まった額のいわゆる「お給料」をいただいていないいわゆる「フリー」のプレイヤーです。
とは言っても、よく呼んでいただける団体がいくつもあってやっと成り立つ仕事であり、常に大変たくさんの方々のお世話になっています。
オーケストラで演奏することも多いですが、最近では自らプロデュースする木管五重奏“風の五重奏団”の公演回数が多くなっています。
“オーケストラなど”
特に東京都内には、法人格を持たないオーケストラ等を含めると、実にたくさんの団体があります。
今までにお世話になった団体には、 NHK交響楽団、岡山フィル、オーケストラ・シンポシオン(古楽器のオーケストラ)、関西フィル、
九州交響楽団、グランドシンフォニー東京、 群馬交響楽団、劇団四季ミュージカルオーケストラ、
コスモポリタン・オーケストラ、コリアン・シンフォニー(韓国)、静岡交響楽団、 静岡室内楽協会、ジャパン・スーパーバンド、 新星日本交響楽団、新日本フィル、中部フィル、
つくば室内管弦楽団、東京劇場管弦楽団、東京交響楽団、 東京佼成ウィンドオーケストラ、東京サロン・シンフォニー、
東京室内管弦楽団、東京シティ・フィル、東京吹奏楽団、東京スカイラインオーケストラ、 東京スカイライン吹奏楽団、東京都交響楽団、
東京パシフィック管弦楽団、東京ニューシティ管弦楽団、東京ニューフィル、東京フィル、 トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ、
東京ユニバーサルフィル、日本オペレッタ管弦楽団、日本ニューフィル、日本フィル、 ニューフィル千葉、人間的楽器学管弦楽団、
フィルハーモニア東京、MOGI室内管弦楽団、山形交響楽団、読売日本交響楽団、 ロイヤルメトロポリタン管弦楽団などがあります。(以上50音順)
トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズなど、20年近くお世話になっている団体もあり、
かつて所属した山形交響楽団や、中部フィル、東京フィルなどいくつかの団体からは客演首席奏者として呼んでいただいたことがあります。
“協奏曲”
上記のたくさんの団体のうち、山形交響楽団、つくば室内管弦楽団、東京ユニバーサルフィル、フィルハーモニア東京とは、
コンチェルト(協奏曲)をソリストとして共演させていただいたことがあります。
また、2003年秋にはトレーナーをつとめている“みたかジュニアオーケストラ”とナチュラルホルンを使用して2度に渡って共演、
2007年春にはやはりトレーナーをつとめている“東京電機大学管弦楽団”と共演しました。
“室内楽”
これまで参加した室内楽グループは、そのほとんどが木管五重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)。
「エーゼル木管五重奏団」「ベルク木管五重奏団」(山形交響楽団員時代。現存します)「アンサンブル・シェッツェ」
「東京ウィンドソロイスツ」 (これだけが大規模な木管アンサンブル)「トウキョウ・ウィンズ」「茂木大輔スーパークインテット」
「風の五重奏団」(活動中)などなど。 どの団体にも色々な思い出があります。
“ミュージカル”
「ジェニーの肖像」「ミス・サイゴン」「オズの魔法使い」「ガイズ&ドールズ」「王様と私」「42ndストリート」「エリザベート」
「ライオンキング」 などの公演に参加してきました。オーケストラピットの中での演奏ですので、お客様にはなかなか見えないことも多いです。
“スタジオ・テレビ・ラジオ”
スタジオや、テレビ、ラジオの仕事をすることもあります。 「スタジオの仕事」というのは、音楽番組、CM、映画音楽、
ゲーム音楽、CDの録音など色々なジャンルがあります。
これまでに「題名のない音楽会」(TV朝日系)、「世界一受けたい授業」(日テレ系)、「たけしのだれでもピカソ」(テレ東系)、
「名曲リサイタル」「FMリサイタル」(いずれもNHK-FM)などに出演。その他収録や撮影に参加した結果テレビや映画に映っていたり、
ドラマなどテレビ番組のための録音をスタジオで行う場合など、様々なパターンがあります。
“教える・指揮・審査・制作・その他いろいろ”
演奏が主な仕事ですが、現在みたかジュニア・オーケストラの副指揮者(普段は管打楽器の分奏を担当)をしています。
最近は少し年をとったせいかその他のアマチュアオーケストラや吹奏楽団などからも呼んでいただく機会が増えてきました。
この場合ホルンのトレーナーというよりは、管楽器全般の練習、いわゆる「分奏」の指揮をしたりすることが多いです。
またみたかジュニア・オーケストラの秋のコンサート(当初は毎年3月)のステージでは、
管打楽器を中心とするアンサンブルの指揮をしています。
吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストの審査員としてお招きいただくこともあります。
また企業の社員研修等に講師として呼んでいただいたり、対称的に幼児とのアクティビティ
(最近はいわゆる「活動」をこのような呼び方をすることがあります)をすることもあり、
その都度必死に教材(ネタ)を集めたりしています。
希望される方には個人やグループでのレッスンもしています。
個人として運営しているサイト「JSWAJ.COM」からお問い合わせになり、わざわざ遠方からおいでになる方も時々おられます。
アマチュアの方々のお手伝いをすることは、プレイヤーにとっては大変勉強になることも多く、
大切に考えています。演奏家連中が知らない、いわゆる世の中の“常識”をアマチュアの方から教えていただくことも多いです。
ご自分の仕事のあと、夜の時間にレッスンを希望される方もおられ、その都度適切なアドバイスができるよう、自前の教材を準備することもあります。
なお2001年3月に財団法人音楽文化創造認定の生涯学習音楽指導員資格を取得しています。
“制作”(プロデュース)とは非常に乱暴に言うとコンサートなどにおける演奏以外の全ての部分ということになります。
もちろん一人で全てできることではなく、多くの方々との共同作業になりますが、
具体的には、日程、メンバー、曲目など内容、条件の調整や著作権等の権利処理、
場合によっては会場の手配、ケータリングの準備や各種書類の作成などが含まれることがあります。
特にオペラ公演のオーケストラ制作を担当するような場合は、
メンバー、楽譜、レンタル楽器等の手配や調整など、膨大な作業量になります。
もちろん多くの方々の助けを借りますが、このような場合は楽器を吹くことはせず、制作のみを行います。
“最近”
“風の五重奏団”など、コンサートのプロデュースをする機会が増え、 そのスムーズな進行を願い2007年にありのみ株式会社を設立しました。
また木管五重奏向け、或いは現場の状況に対応するためのアレンジなどをすることも増えてきました。
2012年リリースのCD「作品番号獣番」には編曲作品が収められています。
プロデューサーを兼任した“風の五重奏団”のCDは、2020年リリースの木管五重奏による名作アニメ・クインテット」で5作目になりました。
また“風の五重奏団”結成のきっかけとなった(公財)三鷹市芸術文化振興財団による 小学校への「訪問演奏」と
三鷹市芸術文化センター“風のホール”での 「クリスマス・ファミリーコンサート」(当初は「ニューイヤー・コンサート」)は
16年目のシーズンに入ります。ここ数年、特にご希望が増えている文化庁の「芸術家の派遣事業」の公演(風の五重奏団など)は、
のべ200校、公演数は1000回を超えています。
ご要望いただくことにはできるだけお答えしようと思い、たくさんの方々の力をお借りしながら頑張っています。
(2020年4月4日更新)
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